こんにちはKAZUです。20年の英語教員を終え、9月の米国コロンビア大学入学まで時間があるので、英語初級者向けに勉強方法を発信しています。
長文読解を読むのが遅く、英検やTOEICなどで時間が足りません。。。
これ、自分も中級レベルの時にぶち当たった壁です。でも正しい勉強法を2ヶ月続ければ読解スピードは格段に上がりました。
ここで絶対に間違って欲しくないのが、読解が苦手だからといって読解問題を解きまくること。これは絶対NG。
1) 読解スピードを上げるために初級者がすべき3つ
2) 全てを全力で読まないこと【精読と速読のギアチェンジ】
この記事読めば、英文を早く・効率的に読む方法とその正しい勉強法がわかっていただけます♪
初級者が読解スピードを上げるために初級者がすべき3つ
初級の人が読むリーディング速度を上げるためにすべきことは次の3つです。単語+文法+音読
1つずつ深掘りして行きます。
① 十分な語彙力:知らない単語がもし全体の5%を超えたら・・・
一般的に言われているのは、1つの読解問題に対して総語数の5%が分からなければその英文は読むことは不可能。もっとわかりやすく言えば、読解をしていて。1文に1語ペースで未知語が出てきている状態です。これはもう無理ですね。
だから、まずは語彙を最優先に鍛えることが大切♪
よく英単語を1日10語とかやっている人がいますが、そんなことでは単語力はいつまで経っても身につきません。例えば2週間くらいの単語強化期間を決めて、集中的に単語力をつける期間を設定すると良いです。
② 基礎英文法
読解が読むのが遅い、または正確に読めていない原因は、先にあげた語彙力ともう1つ「文法力」です。文法の基礎ができていなければその箇所が出てくるたびに一度考えないといけないのでそりゃ時間がかかります。読解が遅い、または不正確なのは文法力が原因なのです。
リーディングが苦手だからと言って「1日1読解」とかやめましょう
特に単元名を挙げるとすれば「関係詞と分詞構文」でしょう。この2つを克服しない限り、英検2級やTOEIC700点には到底辿り着けません。ボンボン出てきますからね。
③ 音読:英文を前から処理する最高のトレーニング
読解問題を1つやり終えたら、仕上げに「音読」を必ずやってください。英語を前から英語の語順で理解することができれば、速読力はもちろん、リスニング力も上がってきます。
音読は、英文を前から処理・理解するのに最高のトレーニングです♪
参考までに、僕の長文読解1題のルーティンを紹介します。
読解1題の取り組み例
⓪前日の復習音読
①本日の1題(時間制限を設ける)
②答え合わせ・間違い根拠理解
③語彙や重要構文を調べる・まとめる
④ひたすら音読(最低3回できれば5回)
全てを丁寧に読まないこと【精読と速読のギアチェンジ】
読解問題でも実際のリアルライフでも、まとまった英文には大事なところとそうでもないところがあります。当たり前なのですが、丁寧に精読する読み方とサーと流し読みする読み方と日本語を読む時は使い分けてますよね。
これが英語になっても同じこと。簡単に言えば、大事なところだけ慎重に精読してください。どうでも良いところは速読で流し読み。「そんなこと言っても、1回読んだくらいでは大事かどうかなんて分かりません。。。」と言う人もいるかと思います。以下のように精読と速読を「ギアチェンジ」するのがおすすめですよ。
速読:細かいことは気にせずに7割理解の読み方
精読:重要箇所のため、スピードを落として慎重に100%を理解する読み方法
つまり、普段はスピードに乗って7割くらいの理解でいいので速読読み、「ここ大事だな」と気づいたら戻って精読読みに切り替えて丁寧に読む。
こんな感じです。読み方のギアチェンジ。
解説を使ってすべき答え合わせは2種類ある!
問題を解き終わった後に答え合わせすると思いますが、ここで皆さんポイントです。解説見ながらの答え合わせは、あたり前に自分の解答が合っているかどうか確かめると思いますが、実はもう1つすべき答え合わせがあります。
それは、余計な箇所(精読しなくてもよい箇所)に時間を浪費していなかったか、と言うこと。つまり、自分が選んだ解答の答え合わせ+読むべき箇所を読んでいるか(余計な英文に寄り道していないか)も合わせて確認するんですよね。特に英検やTOEICでリーディングの得点を上げたい人は必須でしょう♪
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