初心者の頃に映画を使って勉強したが１週間で挫折した話【今ならこうする】

こんにちはKAZUです。今日はよく聞かれる質問の１つである「映画を使った勉強法」について。私自身が英語初級者の頃に手を出して大失敗したので、その教訓と、もし自分ならこうするというのをお伝えします。

この記事を読めば、はじめての方でも映画を使いながら楽しく英語を学べるようになって頂けると思います。

１）映画を使って勉強したけど１週間で挫折した、その原因

今思えば恥ずかしい話なんですが、英語を本格的にやり始めたまだ初級のころにも関わらず、映画のお気に入り俳優のセリフを無謀にもシャドーイングとかやってました。おそらく英語力的には英検準２級（TOEICでいうと400点）もなかったと思います。

案の定、10日間ほどで継続できず挫折。あたり前ですよね、実力もないのに映画の英語フレーズをシャドーイングしてもダメでしょう、基礎ができていないんだから積み上がっていくわけありません。

映画を英語の教材にするのは、たとえ簡単な映画を選んだとしても最低英検２級レベル（TOEIC500点）は必要。そもそも英語学習者用にゆっくりに調整してくれている英検TOEIC市販教材とは違って、映画のセリフはネイティブの自然な会話ですから超速い。

英語力が低い自分がやってもついていけるはずがない＾＾・　なので教訓としては次の２つです。

私の失敗原因
・自分のレベルに合っておらず、難しすぎた。
・初級レベルが映画のセリフを練習しても使う機会ほぼゼロ。

２）初めての人でも、続けられる映画勉強法

まずは、映画を使って英語を学ぶ際のメリットをまとめました。

映画を使って英語を学ぶ際のメリット

• リスニングスキルの向上 （市販教材よりリアルで良い）
• ネイティブが実際によく使うかっこいい表現が学べる。
• リアルな発音や音声変化などを楽しく学べる。
• 文化的背景が学べて楽しい。行きたくなる。
• 語彙力の強化（映画で学んだ語彙は忘れにくい♪）
• エンターテイメントとしてそもそも楽しい

では、もし今から映画を使って英語学習やるならどうするかというと次の２つです。

　初級の人：聴こえた単語をノートにメモる
　中級の人：聴こえたフレーズをノートにメモる

これだけでOk。初級の方はこれだけで語彙力がガンガンついていきます。それに単語帳の語彙とは違って映画を使って覚えた語彙は忘れないんですね。

中級・上級レベルの人はメモるのを「フレーズ単位」にしてどんどん表現力を積み上げていけばよいです。それだけでも勉強に十分なっていますが、余裕があればシャドーイングしたらなおよし。

【1日30分推奨！】映画を使った勉強法は時間を決める

映画を見てると、英語学習ってことを忘れてどんどん見てしまいますが、これはじかんの無駄。必ず時間を決めておくべきですね。おすすめは短時間集中の1日30分。集中して聴いていればこれでも結構しんどいです。それに覚えたい単語を30分もメモっていけばすぐに溜まっていきます。

私の映画学習法のルール２つ
・1日30分タイマーで測る
・語彙がノート１ページ溜まれば即終わり

映画の選び方：よく知っている＋自分の好きな映画を月１〜２本ペース

これが一番大切なんですが、英語初級者の方で、しかも初めて映画で英語を勉強する人、自分の興味だけで映画を選ばないようにしてください。

映画の選び方①：　好きで何回も観ている映画
映画の選び方②：　主演の俳優さんが好きすぎる
映画の選び方③：　行きたい国や都市が舞台
映画の選び方④：　日常会話の場面が多い

どれも大事ですが、②③は特にモチベアップに繋がりますねー。そして、人によりますが、月１〜２本ペースで始めるのがおすすめです。

映画学習法はあくまで「英語学習＋エンタメ」

「あー今日はいつもの教材を使った英語勉強がちょっと気持ち的にキツイなー」って時ありますよね。そんなときはこの映画の出番です。何もしないよりずっといい。それでも30分の映画を見れば良いリスニング学習になりますし、覚えたい語彙をメモれば語彙力強化につながります。

３）初心者でも続けられる♪ オススメ映画５選

以下の５つです。理由は使用語彙や表現が比較的簡単なものが多いから。

初心者向け①：プラダを着た悪魔

言わずと知れた名作。何よりメリル・ストリープの話すゆっくりで品のある英語は女性でなくても憧れます。なぜ初心者レベルにおすすめかといえば、ミランダのゆっくりと上質を演じながら話す英語表現が聴きやすいから。

また、ファッション業界を舞台にしていますが、それほど難しい専門用語は出てきません。ファッション業界の第一線で働く女性、メリル・ストリープとアン・ハサウェイからリアルなビジネス英語も学べるのも良いですね。

初心者向け②：タイタニック

レオナルド・ディカプリオ演じる貧しい画家ジャックと、ケイト・ウィンスレット演じる上流階級のローズとの間に芽生える禁断の恋愛。二人の恋は、社会的な障壁を超えて燃え上がります。

恋愛ものなので表現が単純で初級者向けの表現が多いのがGood。それに男性も女性も一度はこんな表現使えたらなあと思ってシャドーイングできますね。

迫力あるビジュアルエフェクトとセリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」がコラボした名作です。

初心者向け③：ターミナル

さすがトムハンクスの演技力が光りまくる作品。言語も文化も異なる環境で奮闘するヴィクター・ナヴォルスキーを繊細かつユーモラスに演じています。

戦争により自国が国際的な地位を失ったため、アメリカへ到着した瞬間から国籍不明者となり、ニューヨークのJFK空港のトランジットエリアで生活を余儀なくされる男のお話。

英語は彼が作品の中で勉強している言語であるので、そんなに難しい表現は出てこない。トムハンクスが好きならこの映画は外せませんね。

初心者向け④ トイストーリー

『トイ・ストーリー』は子供向けに作られているため、登場人物たちの会話は比較的簡単な英語で構成されています。初心者が理解しやすい単語や文法が多く使われているので、基本的なリスニングスキルの向上に役立ちます。

また、それぞれのキャラクターたちははっきりとした発音で話すため、リスニングがやりやすい♪ そもそも感動ストーリーで皆がよく知っている内容なので英語でも入ってきやすいのが◎で英語学習の入門としてぴったりの映画。

初心者向け⑤：アナと雪の女王

「レット・イット・ゴー」のような覚えやすくリズミカルな歌が多く含まれているので、繰り返し聞くことで自然と歌詞が頭に残り、リスニングや発音の練習に非常に有効◎　

家族や友情、自己受容といった普遍的なテーマを扱っているため、ストーリーが理解しやすいので初級レベルにはちょうど良いです。

まとめ：英語初心者向けの映画活用法

英語初心者にとってまずは「楽しく・継続できる」を最優先にしていくことですね。これが毎日のhave to になってしまうと続きません。大切なことは映画を英語で楽しむことでしょう。

これができてくると、映画で英語を学ぶこの時間が一日のご褒美になってきます。是非取り入れてみてください。